〈第6回〉お金も時間もかけずにすぐできる
瞬時に印象をアップさせる「技」教えます
こんにちは、「人の印象の専門家」の吉武利恵です。
どんなに良い中身を持っていても、印象で損をしていたら、チャンスを逃してしまうかもしれませんよね。
お客さま、取引先、社内など、対面で相手に与える印象が重要なのは分かっているし、印象アップはしたいと思っているけれども、
・ヘアチェンジや洋服チェンジにお金がかかりそう。
・仕事が忙しいから、印象アップに費やす時間がない。
・そもそも、どうすればいいか分からない。
こんな悩みはありませんか?
実は、お金も時間もかけずに瞬時に印象をアップさせる「技」があります。
誤解がないように先にお伝えしておくと、印象は人と比べるものではなく、100のポテンシャルを持っている人の印象を、できるだけ100に近づけることが印象のマネジメントです。今回お伝えするのは、今のあなたの印象を1割~3割ほどアップさせて、100のポテンシャルに近づける「技」です。では、その方法をご紹介します。
「凛々しい」「凛とした」印象の共通点とは?
「凛々(りり)しい男性」や「凛とした女性」を想像してみてください。
想像したその人の印象は「良い」or「悪い」のどちらでしたか?
8割以上の方が「良い」と答えるのではないかと思います。
凛々しさや凛としたイメージが与える印象は、「男らしい」「真っ直ぐ」「芯が通っている」「信頼できる」「安心できる」「安定している」「頼りになる」「堂々としている」「ポジティブ」「前向き」などです。
実は「凛々しい」や「凛とした」印象には共通点があります。
それは“姿勢の良さ”です。
背筋がピンと伸びた姿勢は「芯が通った」「真っ直ぐ」な印象を与え、ブレない体は「安定感」「頼れる」印象を与えます。
中には、姿勢の良し悪しで、やる気や仕事への姿勢を判断する人もいます。残念ながら、悪い姿勢にポジティブなメッセージはないのです。
壁を使って「正しい立ち姿勢」をセルフチェック
では、姿勢をセルフチェックしてみましょう。
正しい立ち姿勢とは前後左右、体の中心でしっかり立ち、顎を軽く引いた状態をいいます。
これは壁を利用すると、自分の姿勢を確認できます。
まず壁に後ろ向きに立ちます。次に少し顎を引いた状態で、①かかと、②お尻、③両肩、④後頭部の4カ所が壁に付く位置に立ってください。これが正しい立ち姿勢です。
腰の反り具合は、壁と腰の隙間に片手の手のひら一つ分が理想です。片手を壁と腰の隙間に差し込んで確認してみてください。
正しい立ち姿勢ができたら、肩の力は抜き、下腹に力を入れて、この姿勢をキープしましょう。
<font color=”#4682b4″><strong>実は座り姿勢も大切なんです!</strong></font><br>
立ち姿勢だけでなく、座り姿勢も重要です。
正しい座り姿勢とはお尻の坐骨を押し付けるようにしっかりと椅子に座り、腹筋と背筋で上体を支えた状態をいいます。
正しい姿勢をキープするには、インナーマッスルが必要。ですが、毎日意識して正しい姿勢を行えば自然とインナーマッスルが鍛えられます。
姿勢の良い人がいる空間は空気がポジティブに
姿勢の良い人たちが働いている店舗と、姿勢の悪い人たちが働いている店舗で、活気があり、ポジティブな空気を感じるのは、前者だと思いませんか。姿勢の良し悪しは無言のメッセージを人に伝えています。
人の印象を大きなパズルに例えると、「姿勢」は一つのピースに過ぎません。
しかし、姿勢を正すのにはお金も時間もかかりません。意識して行動さえすれば誰にでもできることです。一人一人の意識と動作が、その空間の空気をポジティブに変える力を持っています。
人とのコミュニケーションに欠かせない要素が人の印象です。
日々一つ一つのピースを磨き上げて埋めていくことが印象アップにつながります。
本来のあなたのポテンシャルに近づくために、ぜひ「印象マネジメント」に取り組んでみてください。
最後まで、お読みくださいまして、誠にありがとうございました。
次回は、『好印象に伝えたければ先に「○○」こと!』をご紹介します。