〈第7回〉「何を」に加え、「どのように」も大事
ロボットにはまだできない!コミュニケーションスキルで印象アップ!
こんにちは、「人の印象の専門家」の吉武利恵です。
あなたの印象はコミュニケーションの取り方からも、無意識に発信されています。そのため、コミュニケーションスキルを高めることで、あなたの印象も同時に高まっていきます。
コミュニケーションの一つとして言葉のキャッチボールがあります。言葉を投げ掛け(伝える)、相手の言葉を受け取る(聞く)という繰り返しです。しかし、簡単なようで奥が深いのが人と人のコミュニケーションです。
こちらが伝えたいことがあっても相手が聞いてくれなければ、コミュニケーションは成立しません。
キャッチボールも同じ。キャッチボールをやろうというお互いの同意があるから成立するのであって、同意がない状態で突然ボールを投げ付けられたら、あなたはどんな気持ちになりますか? 相手の気持ちを想像することがコミュニケーションではとても大切です。
伝えたいことがある場合は、相手に聞いてもらえるかどうかを先に伺って確認するコミュニケーションのセッティングを行いましょう。
ポイントは相手の感情(心)です
対人コミュニケーションで重要なのは、相手の感情(心)とどう付き合うかです。
もし、相手の感情(心)を、「ないがしろに」したり、「逆なで」したりしたら、どんなことが起こりそうですか?
逆に、相手の感情(心)を「上手になだめ」たり、「温かく受け止め」たりしたら、どんなことが起こりそうですか?
皆さんにも想像ができますよね。
ポイントは、相手の感情(心)です。
「何」を言うかだけでなく、「どのように」言うかの言い方もとても大事になります。
人間関係や夫婦関係で、「言った内容」よりも、「その言い方が気にくわない」という理由で、コミュニケーションが上手くいかない場面はありませんでしたか?
(例えば)
Aさんは、Bさんの言い方が頭にきたので、言った内容はいったん置いて、Bさんの言い方に対して抗議する。しかし、Bさんは、自分の言い方より、元々の話題の内容の正当性で反論する。
これでは、いつまでたってもコミュニケーションは上手くいきません。
「どのように言う」を疎かにしてしまうと、コミュニケーションもギクシャクし、情報が正しく相手に伝わりにくくなります。
「何を」言うかだけでなく、「どのように」言うかを丁寧に扱うことが、コミュニケーション時のあなたの印象アップにつながるわけです。
言った内容と言い方は一致させる
普段、お客さまや取引先、上司や部下とのビジネスコミュニケーションの現場で、どの声で、どの顔で、どの言葉で、人とコミュニケーションを取っているでしょうか?
言った内容と言い方(態度・表情・声)はセットで一致させましょう。そして、相手の感情(心)を大切に扱うことも忘れないでください。人と人の心の触れ合いが減少している現代だからこそ、お客さまや一緒にビジネスをする仲間との心のつながりが仕事の成果にもつながっていきます。
日々の積み重ねが、あなたの印象を創っていきます。ぜひ、日々のコミュニケーションの取り方を意識してみてください。本来のあなたのポテンシャルに近づくために、印象のセルフマネジメントを続けてください。
最後まで、お読みくださいまして、誠にありがとうございました。
次回は、『あなたは自分の“武器”を知っていますか?』をご紹介します。○」こと!』をご紹介します。